作者の佐野洋子さんの言葉が強く響くドキュメンタリー映画です。
いろんな世代や環境で育った人たちが登場します。そしてその人たちが絵本から感じ取ったことを聞くことができます。
絵本がテーマのドキュメンタリー映画ですが決して明るいストーリーではないです。生きることと死ぬことを考えることになると思います。そのあたりは絵本と同じですね。
個人的には大人が1人で観ると深く考えることができていいと思いますよ。子どもが観てもおもしろいとは思はないでしょうねー、きっと。
一方的に何かを伝える直球勝負の映画ではなく、映像に間を持たせているので、映画を観ながらいろいろ考えることができます。
小難しいことを言うと「生きることの意味」を
強く考えさせてくれます。
生きることを考えるということは死ぬことを考えることだし、死ぬことを考えるということは生きることを考えることなんだなって納得しました。観る人によって感じることが違う映画だと思います。
作者の佐野洋子さんの言葉をいろんな著作物から引用していました。映画は『100万回生きたねこ』のページごとの朗読で繋がっています。
映画を見る前に『100万回生きたねこ』を再読しておくことをオススメします。
たまにはこういう考えるきっかけを与えてくれる映画を観るのもいいもんですね。
東京では2/1までやってます。
その後は順次全国公開予定になっているので公式サイトをどうぞ。