映画

「トゥルーへの手紙」を観賞

アーティスト色の強い作品で、映像の組み立てもいろいろ「コラージュ」されている。写真をカメラで撮影、イメージ映像にのせた詩の引用朗読、第二次世界大戦からイラク戦争、キング牧師の演説や、『名犬ラッシー』などのありものの映像挿入、数人のメッセージ挿入と大衆受けの王道をいかないところがいい。

とくに音楽の力が大きく効いていると思った。
そのままつないでも意味をだすのが難しい映像素材を、
音楽に載せることでアート色が強調されたメッセージへと構成している。
写真家が映画を撮るとこうなるんだ、その作家性というか個性がもろにでていて面白かった。