グラフィックデザイナーとして有名な田中一光さんですが、「無印良品」の初代アートディレクターでもあるんです。
無印良品とのそんな繋がりもあり、この展覧会と同時に無印良品の一部店舗でも「田中一光展」が開催されているんですよ。
本家企画展は「田中一光とデザインの前後左右」です。
私は展覧会開催直後の9/22(土)に行ってきました。
場所は東京ミッドタウンにある「21_21 DESIGN SIGHT」です。
東京ミッドタウンの無印良品でも「田中一光展」をやっているのでどっちも見るのがオススメの楽しみかたです。
企画展の会期はわりと長めですね。
9/21(金)〜1/20(日)。
長めといっても、こういうのは油断してると
行きそびれてしまうので注意ですよ。
この企画展のタイトルにある「前後左右」が表しているものはパンフレットに書いてあります。
「前後左右」の意味
「デザインの前後左右」って田中一光さんの言葉でもあるんですね。
以下、展示の中でこれだけが写真撮影できる作品でした。
会場に下りていく階段の踊り場から全体を捕らえることができますよ。
会場構成とグラフィックデザインを担当した廣村正彰さんの作品。田中一光さんの色感覚を表現した作品になっているそうです。
近くで見ると迫力ありますよ。
特に注目してほしい展示品3つ
勝手に推薦します。
- 書籍
- ポスター
- ブランド・ロゴ
ブックデザインというやつです。
これは見ていて楽しい♪
もしかしたら知っているデザインもあるかもしれませんよ。
ポスターが並んでいる区画があります。
迫力ありますよ、ぜひゆっくりと観賞してください。
知っているポスターは、たぶんあります。
ショッピングバッグがたくさん並んでいるところがあります。そこに描かれているブランドのロゴを観てください。有名どころばかりが取り上げられていて、「あれもか!?」ってなりますよ、ほんとに。定番で有名なロゴばかり♪
もうひとつの「田中一光展」
ゆっくりと「田中一光とデザインの前後左右」を観賞したら、こんどは東京ミッドタウン内の無印良品に立ち寄りましょう。
10/28(日)までは店舗で「田中一光展」が開催されていますよ。
店の入り口に大きなスペースがとられています。
無印良品のファンには2度おいしい、ってわけですね。
無印良品の社内に残る田中一光さんの言葉と、アートディレクションをした無印良品のポスターが紹介されています。
ポスターがなんか和む。
この言葉が好きです。
「飾らないという思想は、
やたら模様をつけたり、
色をつけたりしているものよりも
非常にインテリジェンスが感じられる。」
この展覧会、じつはさらに無印良品ファンにはたまらないサプライズがあるんです。それを目当てに展覧会開始直後に行ってきたといってもいい!
それは展覧会の半券を無印良品での買い物時に見せると『無印の本』がもらえるんです!!
しかもフリーパーパーとかいうレベルではなく、ガチで「書籍」。
それもそのはず、数量限定で復刻した「非売品」!
「無印良品」の考え方が1冊にまとめられている貴重な本です。
1988年11月に発行されていて、当時の価格で3900円。
目次をみると「自然と。」「無名で。」「シンプルに。」「地球大。」という4章構成で160ページほどあります。
24人の識者のエッセーがあったりします。
写真もいっぱい。美しい。
解説など文章も豊富。
展覧会を2つも楽しんだうえに書籍までもらいました!
いろいろとすごいお得な企画展でした!
すでに書籍の配布は終了しているみたいですが、この展覧会はぜひ行ってみてください。デザイナーではなくてもクリエイターなら必須ですよ!
『無印の本』はあとでじっくり読んで感想をまとめたいと思います。
▼無印良品の本なら以下もオススメ