早起きしたかいあり。
やっぱり平日の開館時間あたりにいくといいな。
ただ、今回はすでに少し混んでいたけど。
おじさん、おばさんが多い!しかもだ、まったくマナーを分かっていない人もいる。それが一番ハラたつとこだ。
びっくりしたのは、明かり付ルーペをおもいっきり絵に近づけてじっくりとのぞき込んでるヤツ。他にも観てる人がいるんだからそんな見方するな!!
大の大人がマナーを守らないでどーするんだ!
ロンドンの有名な博物館・美術館はだいたいいったけど、そんなことするヤツはいない。アートの国だけに観賞マナーはそれなりに浸透しているんだろうなあ。
そう考えると、情けないし、恥ずかしい。
入場料はとるし、写真もビデオも禁止。ところどころに監視員がウザイほどに目を光らせてる日本の博物館・美術館。
それに対してロンドンでは、ほとんど入場料は無料、写真もビデオもほぼOK、監視員らしき人はちらほら・・・か? でも、ちゃんとマナーは守られている。
文化の違いってやつか、これが。
展示は北斎の年代で作品をわけた時系列の展示。画号を変えていろいろと作風の実験しているのがよくわかる。
パキッと鮮やかな作品も好きだけど、掛け軸の絵に見られるボカシを使った作品のほうが好きだ。空間を感じさせてくれるから。部屋に飾る物だから空間を閉じないように意識したんだろうな。
後から入る歌を意識した構図はみごと!あのバランス感覚はすごい。
世界中から集められた500点以上ある展示物は大迫力。
これだけまとめて観ることが出来るとは思わなかった。
図録も3000円のわりには大充実、買ってよかった。
いいものを観た。
こういった日本アートのいいところは、クリエイティブに積極的にとりいれていきたい。
北斎展