展覧会

ロンドングラフィックデザイン展

UK? OK!!
気になっていた展覧会に行ってきました。
展示自体は8/6からやっていたみたいだけど、開催ラスト3日間だけTomatoによるサウンドインスタレーション「Speak Music」が楽しめるよう。事前に知らなかったから、ちょうどよかったなあ、いいタイミングでした。
「Speak Music」は、展示参加デザイナーの声から生まれた音楽。インタビュー映像と展示作品とともにインスタレーションされていました。PC上にいくつかの ルールを設定することで、人の声から自動的にさまざまな音を作りだすことができるシステムを構築して、インタビューの声が音楽に変換されているのです。ボタン ひとつで声から音楽を創りだすアプリケーションの実用化も目指しているそう。自分の声がどんな音楽になるか試してみたいですねー。

UK? OK!!
展示は音を扱うので四方をベニヤ板で囲んで、その内側に入って作品を鑑賞する仕組み。
展示メディアにiPadが使われていました。iPadの薄さと軽さが取り回しやすいのでしょう。これからのアート展示やインスタレーションの作品そのものにiPadが使われていくことになるんだろうなあ。

UK? OK!!
展示作品はデザインというよりもアート。
この企画に参加した デザイナーがインタビュー映像で共通して言っていたことは、何らかの形で音楽から影響を受けて活動しているということ。音楽そのものや、オーディオシステ ム、CDジャケット、ブックレットなどなど。本当にUKのグラフィックデザインは音楽と関わりが深いのですね。

UK? OK!!
取り上げられているデザイナーは、生活のための仕事の他にも積極的に活動をしています。自分たちの作りたいものをつくるというアーティスト活動ですね。そこから仕事にもつながったりしているみたいです、すばらしい。アート作品も仕事として成立するというのはロンドンが持つ文化的基盤なのかもしれないです。
比較的若者のアート作品でも、企業がちゃんと評価して採用するという社会環境ができあがっているよう。そういう企業が多いのかもしれないですね。これも文化なのでしょうか、ちょっとうらやましい。

展示された作品やインタビュー映像を観ていると、自分たちの感覚を信じて作品をつくっているということがよく伝わってきます。
やっぱりそういうことも必要だよな、とそう思いました。