日常

Tate Britain & SHIPLEY

本日、午後の英語の授業をスキップしてTate Britain(テート・ブリテン)へ。
ターナー(Turner)・コレクションで有名なところだ。
先日のナショナル・ギャラリー(The National Gallery)にもターナーはあったが、それとは比べ物にならないくらい充実している。
ターナーが使っていたパレットもあれば、画材もあったりする。
画家のパレットを見れば、その画家の秘密を知ることができると言われている。それだけ貴重なものだ。
スケッチなども残っていて、そのプロセスを垣間見ることもできる。
まずは、エロス像で有名なピカデリー・サーカス駅で降りる。
Naの用事もあり、俺はというと、デザイン本をチェックしたかった。「SHIPLEY(シプリー)」という創業100年を超えるアート専門書店へ。
デザイン、映像、プロダクト系、タイポグラフィックと一通りそろっている。何冊か手にとってみて、気になったものもチラホラ。
でもやっぱり高いので、まずは2冊だけ買った。
なかなか日本ではみかけないものを厳選したつもりだ。

『Black&White Graphics』:その名の通りだ。モノクロの仕上げられたデザイン集。
『a typograhic Workbook』:これもそのまま。タイポグラフィックの基礎から学べる。
その後はダブルデッカーを使ってテート・ブリテンへ。あの2階建ての赤いバスだ。もちろん初乗車。
なにがどうなっているのかよく分からなかったから、その辺のおじさんに聞きいてようやく理解。ルートによって同じバス停に止まったり止まらなかったりとなかなか難しいんだ、これが。
やっと乗ったデッカーはちょうど2階の真正面が空いていた、ラッキー。
かなり「アジア系おのぼりさん」状態。
ビッグベンもちらりと見えてかなり充実。歴史ある町並みがキレイだった。
もう少しで降りそこねそうになって、ものすごい勢いでバタバタとテート付近のバス停で降りた。
あぶねー、乗り過ごすところだった。
今回は、クロークも使うことができて身軽でまわれた。
さすがにターナー・コレクションは見ごたえがあり、時間はほぼターナー絵画観賞に費やした。
他の展示もざっと観たが、やっぱりターナー・コレクションの印象が強い。
ターナーは油絵もいいが、水彩画のスケッチもいい。海と空を描いた水彩画は、ターナーがどのように海を描くかという実験的なものも多く、興味深かった。
それらを観るだけでも表現の勉強になった。
結局、閉館ギリギリまでいた。

みやげは、ターナーの解説書『LIFELINES J.M.W.Turner』&ターナーのポストカード5枚。解説書には表現技術的なことも書いてある。ただし英語。がんばって読むぞ。
テムズ川沿いのベンチで一休みしてから帰路へ。
ちょっと風が強かったけど気持ちよかったなあ。
結局帰りもバスで。
バスって難しい。慣れるまでは大変かも。
流れる景色は面白いんだけどな。
Tate Britain
SHIPLEY