100万回も生きたのに
1回しか自分の好きな生き方ができなかったなんて!
でも飼い主はねこのことが好きだったという、なんか複雑でいろいろな読み方ができますよね。
いろんな飼い主のところで生きて、いろんな死にかたをして
また別の飼い主のところにいて、と繰り返されるわけですから
何回も生きることができていいなあ、と思うか、かわいそうと思うか
いろいろあるでしょうね、ここは。
ねこがのらねこになるところから急展開する物語が印象に残ってます。「きたきた!」って感じで。「ねこは はじめての 自分の ねこに なりました。」という1文がぐっときます。
自分好きなねこが、自分よりも好きなものを見つけて、最後には生き返ることなく死んでいくという読む人によってちょっと感じ方が違う終わりかたが好きです。
当時は悲しいのか良かったのか、もやもやした気持ちから何回も読んでいたように思います。
今はハッピーエンドだって思ってます。
久しぶりに読んでみてストーリーの深さに改めて驚きました。
大人になってから読む絵本は一味違いますね!
さてさて、映画も観なきゃ!