日常

エアコンよりも五感で「涼」を。

こう蒸し暑くなってくると毎年考えることがある。
エアコンを買うか買わないか、ということだ。
ここに越してきて5年、エアコンはまだない。
夏は、扇風機と除湿器。
冬は、電気ストーブ。
扇風機すらなかった年もあったほどだ。
どうせ、昼は会社、週末は外出、と部屋にいないからと買わずにいた。
しかし、やっぱりこのムシムシの季節がくると、思うんだよなあ。
湿気は、服・本・PC等にもよくないし。
ああ、エアコンかあ、
どうしようかなあ。
でも、ここまできたら今更エアコンなんて買いたくない、とも思う。
だいたいエアコンなんぞ季節感が無くなるだけだろ。
日本には昔から涼しくなる方法は、あった。
すいか
風鈴
すだれ
甚平
うちわ
花火
麦茶
蚊取り線香
とか(?)、風物詩といわれるものだ。
味覚(すいか)、視覚(すだれ)、聴覚(風鈴)、触覚(甚平)、嗅覚(蚊取り線香)と五感をフル活用して「涼」をとっていたのだから、エアコンには頼らなくてもいい。
今、東京で五感をフル活用して「涼」をとっている人っていったいどれほどいるんだろうか。
時代も環境も変わったのだから当然と言えば当然だ。
でも、ちょっと寂しい気もする。