イベント

冬の文化祭2011(ウェブコンポーザー学校)

冬の文化祭

デジタルステージが企画しているウェブコンポーザー学校のイベントがありました。
ソーシャルメディアについてのイベントなので非常に楽しみでした。
会場は廃校の体育館を利用して開催されました。
さすがに寒かったですが、トークは熱かった!

平野さんの『ソーシャルメディアの夜明け』という本が先行販売していたのでさっそく購入。
ソーシャルメディアの夜明け
あったかいブランケットがついてきました!
ブランケット
サインもついてきました!
ソーシャルメディアの夜明け
そして面白い試みとして「書籍++」という取り組みもしていました。本を1冊買うと2冊の電子書籍がついてくるんです。1冊は自分で楽しむもの、もう1冊はだれかにプレゼントして共有するもの。こんな実験もステキですね。
ソーシャルメディアの夜明け
ソーシャルメディアはこれからもっと取り組んでいきたいことでもあるので、読むのが楽しみです。

ソーシャルメディアといっても範囲が広いですが今回はとくにFacebookとUSTREAMの話題が多かったです。
冬の文化祭
ウェブコンポーザー学校の校長は平野さんなので当然と言えば当然かもしれないですね。それにデジハリともコラボレーションしていて、すでに講座も開設しているそうです。
Facebookについての講座もあるみたいで、それには興味わきました。

初めの授業、というかイベントはその講座の講師の方の話から。
ざっくりとですがFacebookの特徴と運営のポイントを聞くことができました。

まず、ソーシャルメディアが広まってきている現状の分析からはじまりました。誰もが無料のツールを使って情報を発信できる時代になり、情報発信者よりも「情報中継者」の影響が大きいと言えるそうです。自分に情報を拡散するネットワークがなくても、より発信力のある人に中継されることで自分の情報が広まっていくということが言えるらしい。

今までは圧倒的に情報の発信者の力が強かったのがソーシャルメディアによって変わってきているんだなあ。

サイトへのアクセス流入はGoogleからのアクセスよりもソーシャルメディアからのサイト流入が米国では多くなっているらしい。日本ではまだまだソーシャルメディアの活用は進んでないけど数年後くらいには米国なみになっていくのではないか、とのこと。

今のうちにいろいろやっておくのがいいのかも。

ソーシャルメディアからのネガティブなコメントも対応しだいでポジティブなイメージに変換できるので、企業の本質がわかるよね。って話もあった。納得。
そういう「ポジティブスパイラル」にもっていくことが運用のポイントになっていくのでしょうね。

Facebookの活用で押さえておきたいこと3つとして以下があげられました。

  1. Facebookページ
  2. ソーシャルプラグイン
  3. Facebook広告

中でもFacebook広告はあまり認識されていないけど、けっこう安く出せるのだそう。企業なら活用してもいいかもしれないですね。

最後には運用についてもざっくりとまとめを聞くことができました。運用で最も重要なものは「ウォール」だと断言していました。見ている人がほしいと思う情報を投稿するように心掛けるのがポイントなので、常にいいね数やコメント数を気にして投稿するコンテンツを練って行きたいもんです。

投稿するネタは写真があると見た目もよく、いいねボタンも押されやすいそうです。確かに自分でもそんな感じしますね。

そしてコメントには即レスすることが望ましいとのこと。

同じソーシャルメディアとしてTwitterアカウント運用のポイントも2つありました。

  1. 必ず返信すること
  2. 能動的に声をかける

返信は心がけているのですが、能動的に声をかけるっていうのはなかなかできてないですね。これは意識していかなければ。

第4部のトークセッションもソーシャルメディアについてぶっちゃけトークが交わされました。ソーシャルメディアで食っていけるのかっていうテーマでしたが、具体的な解答は今のところなさそうでした。まだまだソーシャルメディア自体が新しいムーブメントだからそれもそうでしょうね。
ただ、これから食っていくためにもソーシャルメディアの取り組みは個人レベルでも始めたほうが良さそうです。なにしろコストが安いので始めやすいですしね。

ソーシャルメディアで仕事が発生する仕組みとして、現状はメディアを持っている個人にファンがついて、そのファンの中から仕事を頼みたいという人が出てくる、という流れが自然なことのようですね。個人がフィーチャーされる時代というわけですか。
facebookなんてその人の思考がもろにわかるわけだから、ソーシャルメディアに力をいれるのはごく自然な流れなのかもしれません。

とにかく楽しいセッションでした。
成功と失敗はどっちも必要だけど、「食えるまでやめない」ってことが一番大切な言葉でもあったな、と思いました。ソーシャルメディアなんて即結果がでるものでもないですしね。大事に育てていくもの、という意識で続けていかないとソーシャルメディア1本で食べていけるところまでは到達しないでしょう。
ひとつ、ソーシャルメディアからお金を生み出す方法の例として「そこに応援したい人が買える商品を用意する」というものがありました。これは実践的です。

その後の第5部では向谷さんを交えてのトークがなんともぶっちゃけでおもしろかったです。
音楽業界のめんどくさい問題を抱えてのUst配信はいろいろとややこしいのですね。権利関係がもう訳わかんなくなってる状況があるのだそうです。来年はいろいろ仕掛けていくそうなので今後の動きに注目したいです。

そして閉会式のあとは後夜祭ということで、MarieさんとHIROSHI WATANABEさんのミニライブ。
ライブは行く機会がありませんが、やっぱり生で歌やVJを体験するのはいいですね〜。
最後まで楽しめた文化祭でした。

デジタルステージは、ソーシャルメディア関係のソフトを開発しているとのことで、かなり期待して発表を待とうと思います。