イベント

有人潜水船「しんかい6500」就航20周年記念シンポジウム

しんかい6500シンポジウム
しんかい6500のシンポジウムが開催されました。
LEGOからしんかい6500が発売されて、それを買っているし、いい機会かと思って行ってきました。しかも入場無料。会場は東京海洋大学品川キャンパス。

しんかい6500シンポジウム

会場にはギリギリ到着、思ってたよりも駅から歩きましたね。パンフレットには抽選で1名にLEGOしんかい6500が当たる企画をやっていました、お約束。

しんかい6500シンポジウム

まず印象残ったのは、最初に観たしんかい6500のドキュメンタリー映像。かなりしっかり作りこまれていました。字幕は明朝体で雰囲気を演出しています。その分少し見にくくなってしまっていたけど、これはしょうがないですね。音楽やら映像の演出もお金かけてる感じ。このシンポジウムは一部をUstしていたようだけど、このビデオはこの会場でしか見ることができないようでした、残念。これはぜひ観てもらいたい映像。

せっかくなので、iPadで気になったことをツイートしていくことに。これで記録メモが残るし、あとでも見返すことができます。ハッシュタグもつくってみました。#shinkai でツイートしてました。あと何人かも同じタグでつぶやいてました。

しんかい6500シンポジウム

しんかい6500の技術については、専門的なところも語られてそれがとても刺激的でした。自分が知らないことっておもしろい。
海水下では腐食も考えないといけないとか、しんかいは世界の主要な海で潜っているとか、深海にまで人間のごみが落ちているとか。

しんかい6500シンポジウム

しんかい6500は、これまでいろいろなバージョンアップをしてきているなかでも、特に優れた効果をあげたバージョンアップ・ベスト2が納得の内容でした。
まずは第2位。
マニピュレーター!
アメリカ製のものを使っていて、稼働範囲、パワー、メンテナンス性、いずれも以前にまして大幅アップしているようです。とくにメンテナンス性の向上は大歓迎だったそう。基本的にクルーたちがメンテナンスまでやるのだから、これはいいことですね。マニピュレーターの性能アップは、サンプルの採取にも直接影響あるのだから、このバージョンアップの意義が大きいのもあたりまえですね。

しんかい6500シンポジウム

そして第1位は、リチウムイオン電池。これの性能が上がれば、機体の軽量化、スペースの確保、活動時間の延長、といういろいろなメリットがあるのだから、たかが電池とはいえないインパクトです。このランキングは納得。

他にも米国、中国の有人潜水船の特別講演、地殻変動の話など、科学系の話があった。このあたりは専門的な部分も多くてかなり難しかったという印象。それでもかみ砕いて話してくれてはいた模様。
最後のほうの高井さん、山根さんの講演は親しみやすかったです。

深海というのはまだまだ残されたフロンティアなんだと感じたシンポジウムでした。
このボリュームで入場無料とは、お得でしたね。