日常

光の魔術師「インゴ・マウラー展」

朝からインゴ・マウラー展にいってきた。
この人は、「光の魔術師」と呼ばれる世界的な照明デザイナー。
その照明の存在感は、スゴイ。
照明そのものだけではなく、空間込みでデザインしているのが伝わってくる。
電球等の素材のいいところをひきだすようにデザインされたもの、
極限まで無駄を省いたもの、有機的なものを取り入れたものなど、カタチだけではなく、さまざまな照明技術をつかって何ができるか、照明は将来どうなっていくのかというところまで考えて創られているのがすばらしい。
「身近な材料から、いかに機能をもった美を生み出すか」を追求してきたマウラーの考え方をみることができた。
日本文化的なテーマに親しみと共感を感じる。
電球を包み込むシェードやスタンドなどのカタチをデザインしているのではなく「光の可視化」をデザインしているのだと思った。
なかでも、《ヤ・ヤ・ホ》というハロゲンランプを使った作品が好きだな。
極限まで削ったデザインはすばらしい機能美を見せてくれていた。
全体から日本文化的なにおいが漂っているように感じた。