「ノンフィクション絵本」というジャンルになってます。つまり実話。
上野動物園が舞台になってます。
戦時中の出来事で、戦争のために上野動物園にいる危険と思われる動物たちを殺処分しなければならなくなり、ぞうもその対象になっている、という悲劇です。
ぞうは賢くて強いため安楽死もさせられず、ぞうも飼育員も辛い思いをさせられたようです。
戦争が与える悲劇ってここまで広く影響があるのだと感じられる1冊です。なんという理不尽さなのかって子供ながらに思っていたのを覚えています。
親にも子どもにも響く絵本なので読み聞かせにいいかもしれませんね。
悲しい話なのに何回も読んでいました。
裏表紙もぞうが勢揃い。
ファンタジックな絵本もいいけどあえてこういうのもいいですよ。