デザインの基本は、留学前にできるだけ独学でやっておこうと決めた。
さて、その時にどの本を使うかはかなり重要、選本はかなり吟味した。で、結局この『DESIGN BASICS』にした。実際の教育現場で使われている実績と、その教員の意見を取り入れて改版しているという。
著者の基本理念は、「デザインの基本は道具、手法、時代、場所などの違いを超え、あらゆる文化に共通している。」というもの。
デザインを方法として捉えている。それは、
「デザインとはまとめる行為」
「視覚的コミュニケーションのひとつの手段」
という言葉にも表れている。
これまでなんとなく分かっていたもの、感じていたものでも言葉にすることで意識化できるようになる。
感覚に頼り切らない論理的な解釈を学ぶことで、デザインを読み解く力がここまで違ってくるものだとは思わなかった。
やはり基本を言語化して知ることは大切なことだ。