展覧会

POST 3.11 これからデザインにできること展

POST3.11 これからデザインにできること

あの3.11からあと数ヶ月で1年になりますね。
まだまだ問題山づみのようですよね、詳しいことは分かりませんが、心のすみっこに引っかかるものはやっぱりあるのだと思います。そんな中、デザインにできることってなんなのか、ということを考えるための展示があったので行ってみました。
展示からすでに時間がたってますが、その時の感想などまとめておきたいと思います。
展示タイトルは記事タイトル通りの「POST 3.11 これからデザインにできること」。
展示期間は2011/10/26〜11/6まで、AXIA GALLERYで行われていました。

ここで言っている「デザイン」の幅はわりと広くて、
気がついたものを並べると建築、プロダクト、グラフィック、web、インフォグラフィックス、映像といった具合。

プロダクトは被災地発のデザイン商品を売り出して
自分たちでお金を稼ごうという狙い。まずは自分たちが動いてなんとかしようという考え方もありますね。
テレビ番組でも特集が組まれたりしていましたから、ここで展示されているものよりも実際は多いのでしょう。

グラフィックデザインでは、『仮設のトリセツ』のように実用的な事をまとめたもの、被害などの状況をインフォグラフィックスで視覚的に分かりやすくまとめたものなどが展示されてました。被災地の新聞社が情報を発信するために手書きの新聞を作っていたことには驚きました。災害時には情報が極端に少なくなる中で壁新聞は相当に嬉しい存在だったのではないかと想像できます。

webでは「阪神・淡路大震災+クリエイティブ タイムラインマッピング プロジェクト」というものが展示されていました。アート、デザイン、建築という分野ごとになにが起きているかを時系列にマッピングしていいった成果が壁一面にプロジェクトされて展示されていました。初期にはチャリティなどの活動が活発に展開され、10年を超えたあたりから被災地での教訓を伝えていくような活動が広く展開されているようです。そんなことが視覚的に見ることができました。

パンフレットには以下のように書かれていました。
POST3.11 これからデザインにできること

「これで終わり」も「正解」もありません。

被災地の支援のカタチは寄付、募金などだれでも参加可能なものもあります。
その中で「デザイン」でになにができるか、という問いはたじろぐくらい大きい。
正直なところわかりません。
が、考えることはできますね。
POST3.11 これからデザインにできること
阪神・淡路大震災+クリエイティブ タイムラインマッピング プロジェクト