デザイン

2011年度グッドデザイン・ロングライフデザイン賞

good design award 2011

長く支持されて愛用されているデザインに対して贈られる賞。個人的には相当に受賞が難しいんじゃないかと思います。
気になったものの感想を記録しておこうと思います。

受賞ラインナップを見ると「ああ、あれね」となるものが多いのでちょっとうれしい。

以下は受賞一覧。

  • 消しゴム「モノ消しゴム」株式会社トンボ鉛筆
  • 鉛筆「8900」株式会社トンボ鉛筆
  • 透明水彩絵具「ホルベイン透明水彩絵具」ホルベイン工業株式会社
  • ポートフォリオケース「ポータファイル」フジコーワ工業株式会社
  • 木製玩具「学園積木」自由学園工芸研究所
  • ルーペ「ハイグレード読書用ルーペ」株式会社ニコンビジョン
  • 実体顕微鏡「SMZ」株式会社ニコン
  • 腕時計「デジタルウォッチ(A168/DBC-610/LA670)」カシオ計算機株式会社
  • 腕時計「プロスペックス マリンマスタープロフェッショナル」セイコーウオッチ株式会社
  • カメラ「RICOH GRシリーズ」株式会社リコー
  • エフェクター「BOSSコンパクト・エフェクター・シリーズ」ボス株式会社、ローランド株式会社
  • 食器「ねじり梅」白山陶器株式会社
  • ジューサーミキサー「Panasonic MJ-M31シリーズ」パナソニック株式会社
  • 石油ストーブ「SL型石油ストーブ」株式会社コロナ
  • オフィス用スツール「8110HZ/8110GZ」株式会社岡村製作所
  • オフィスチェア「アーロンチェア」ハーマンミラージャパン株式会社
  • 緑茶(清涼飲料水)「お~いお茶 緑茶」株式会社伊藤園
  • 蚊取線香「金鳥の渦巻」大日本除虫菊株式会社

まずは「モノ消しゴム」。誰でも一度はお世話になってるといっても過言ではないほど昔から愛用されてきたのではないでしょうか。
今見るといろいろと思い出されてきてしまう逸品がロングライフデザイン賞とはうれしい。

同じ流れで「鉛筆」も入ってます。
これは懐かしい。実際に使ってました。子どもの頃は鉛筆を噛むクセがあって、鉛筆の端っこが噛んだ跡でベコベコになってたな~、と思い出しました。まわりはほとんどこの鉛筆を使ってた印象ありますね。緑色に金の文字が懐かしさをあおります。
未だにこのカタチってほんとにすごいです。

ラインナップで一番嬉しかったのは「RICOH GRシリーズ」でしょうか。
普段愛用しているデジカメが「GR DIGITALⅢ」なんです。愛用している製品が選出されるのはうれしいもんですね。
GR1はコンパクトカメラとして1996年に発売されてるようです、デジタルになったのは2005年。今年2011年にはGR DIGITAL Ⅳが発売されて、ファンも多いカメラですね。
ズームなしの単焦点レンズですが、その分レンズが明るく接写撮影もきれい。デジカメがわりと苦手としている「ぼけ味」もデジカメとは思えないほどいい感じです。
自分自身GRファンなので「GR DIGITAL ART」というFacebookページを運営して楽しんでいます。

石油ストーブも覚えがありますね~。これからの時期にはほっこりさせてくれますね。あれは空間を温めるだけではなく、人間関係も温めてくれる気がします。円筒状のカタチは周りを囲んで温まるのにちょうどいいカタチで、同じ輪に入ってる人とは自然に会話も生まれるはず。ストーブがコミュニケーション・スペースになっている、と言えます。
ちらちらと見える炎もリラックスできます。

アーロンチェア、きましたね、これ。デスクワークが多いクリエイターの間ではあこがれの存在です。デスクワークがビジネスの主体なら取り入れる価値はあるでしょうね。10万円オーバーの椅子ですが、疲れも軽減してくれて集中力が続くのであれば費用対効果は抜群です。何年も使うわけですからその人の健康状態にも影響してくるわけで、そうなると医療費も節約されるはず。
ちょっと考えないといけないのは、意外とゴツイということ。デザインはかっこいいんですが、でかいんですよね~。

蚊取線香といえばあの緑の渦巻きしかイメージできないほど強力なブランドですよね~。「金鳥の夏、日本の夏」ってCMのキャッチコピーがすぐに思い浮かんじゃいます。あの香りもいいですよね~、懐かしいし、落ち着くしで。蚊を殺すことを目的とするなら他の選択肢も多数あるはずなのにこの「蚊取線香」を選んでしまう人も多いはずです。機能だけではない別の魅力を持ったプロダクトであることは間違いない。
これとあわせて豚の香取線香入れ(?)もロングライフデザインにしてほしいところです。

2011年度グッドデザイン・ロングライフデザイン賞