日常

2006年度グッドデザイン賞ベスト15

そーいえば、いつのまにか「2006年度グッドデザイン賞ベスト15」が発表されていた。
そんな時期になったんだな、とちょっとしみじみ。
大賞は10/25に発表されるらしい。
パッと見た感じはデジタルものが多いのかなという印象。
こういう時代だし当然といえば当然だけど、ちょっと寂しい気もするな。
文房具とかアナログなものがあってもいいのに。
応援したいのは「充電式ニッケル水素電池 eneloop」。
自己主張の激しい乾電池にまじって、思い切ったシンプルなデザインがスマート。
さらにただの充電池ではなく「充電池の弱点を新技術で克服した充電池」というところがミソ。以下、解説から引用してみる。
「約千回の繰り返し充電に耐え、継ぎ足し充電でもエネルギー効率が落ちないという優れた特性は、放電の原因となる窒素酸化物の排除と吸着技術の採用がもたらしたものだ。」
「自己放電しにくく、1年間放置していてもエネルギー残存率は約85%を維持するため購入後すぐに使うことができる。」
この自己放電しにくい構造を実現したというのは、かなりすばらしいと思う。
このおかげで、充電済みの充電池を買うことができる。
充電すれば何度でも使えるんだけど、めんどくさい、とか充電してもすぐに放電してしまうというところで「エコ」だと知りつつも充電池を使うことにためらいはあった。
が、放電しにくい、継ぎ足し充電も可、さらに買う時点で充電済みとなるとそのしきいはかなり低くなるだろう。
実際に今度は、家にある乾電池は全部「eneloop」にしようかと本気で考えているほど。
あとおもしろいと思ったものは「ロボットスーツ HAL」。
その名の通りSFチックなイメージだけど、その機能説明を読むともっとスゴイ。
「HALは身体に装着することによって人間の身体機能を拡張、増幅、強化するロボットスーツで、人の意思を反映させた制御を実現し、筋肉を動かそうとした時に脳から発せられる信号の生体電位の変化をセンサによって検出し、その電位変化に応じてモーターを制御します。」
おお!これってSFでよくでてくるようなアレじゃん。
とうとうここまできたね、科学も。
「足腰の弱った人の立ち座り、重たい荷物の持ち上げなど、リハビリテーション、重作業の支援、レスキュー活動など広く応用が可能です。」
まあ、パワーアシストがメインのようだけど、今後はレジャー、スポーツと活躍していくのかもしれないな、と夢をみさせてくれる品。こらからの発展がたのしみ。
ちょっとおもったのは、身体への負担はどうなんだろうか、ということ。
おもしろ系だと「ダイコン グレーター」というのもある。
つまり「大根おろし」。
こーいうのがあるとほっとするなあ。
一目見て納得の近未来的大根おろし(笑)
2006年度グッドデザイン賞