日常

写真とデザイン

写真とデザインについて考えていたところに、タイミングよくこんな言葉があった。
写真家はデザイナーであり、デザイナーは写真家である。写真は構成などデザインかされ印刷されて読者に届けられる。撮影行為そのものにフレームのなかで何を捨象し、どう構成するかのデザイン行為が含まれている。デザインも雑誌や本のフレームの中で構成する。写真とデザインの二つは、言葉は別でありながら、行為においては重なるところが大きい。二つは本当はかなりの部分で溶けていて境界ははっきりしないのかもしれないと感じる。
編集後記:小柳学『季刊d/sign 10』特集:写真とデザイン 太田出版より