日常

不足感はあっていい

前の会社の後輩の悩みを聞く機会があった。
なんだか小さいことで悩んでるようだ。
不安なんて誰でもある。不安がないやつなんているのかな、いたら会ってみたい。
不足感があるから成長できるわけで、不足を感じる感度とか精度が高い分だけ
成長の伸びしろがあると思う。
そんな不足から逃げる方向へ悩むのは、考えるベクトルが違うよ、きっと。
不足があればそれを解消するか埋める方向へ悩まないと、先へすすめないじゃん。
仕事としては、クライアントが満足してくれたらそれで成功。
それでいいじゃない。
自分が満足できないから、仕事が失敗だったって、あんた何様?
「仕事」の成功、失敗は自分で決めるものじゃないでしょ、クライアントでしょ。「仕事」なんだから。「作品」を作っているわけではないので。
自分「らしい」仕事ができない、自分らしさが発揮できない、とかなんとか・・・。
そもそも「自分らしさ」とか、いらないから。
自分らしさをだそうとか、つまんねー。
お客さんが喜ぶにはどーするかという問いに自分なりの答えをだせば
その結果の積み重ねが「らしさ」になっていくのにね。
クライアントが喜んでいても、不足なんて、常にある。
なくなったらそれで成長とまっちゃうよね、きっと。
有名なアーティスト、デザイナー、クリエイターは常に不足は感じてる。オモテでは満足できる仕事だった、と言っていても。でなきゃ、力つかないもの。
いわゆる日本の職人は、一生満足のいく仕事なんてできない。どんなにすばらしい「仕事」をしても常に不足感はある。それが一流の職人だよね。
うーん、言葉にするのはなかなか難しいけど、
後輩はつかめたかな、そのへん・・・。
まじめに考え込みすぎるのかもなー。
考えるのはいいんだけど、間違った方向に考え込んじゃって
精神的引きこもり状態、ハマってるのがミエミエ。
みえないバリアをはってることに気がついてくれるといいけど。
不足とか不安とかかかえつつ、進まないとな~。
解決してから進もうとか考えると、一生進めないし、きっと。