日常

レオナルド・ダ・ヴィンチ展

ミラーキャット

さっさと音編をすませた。
5分くらいの映像を2本。
それほど時間もかからないで、終了。
今日の仕事はおしまい。
午後、「レオナルド・ダ・ヴィンチ展」へ。
やっといくことができた。
はじめて六本木ヒルズにいったな。さすがにでかいや。
会場は森タワー52階。展望台の近くだ。
8000ページ以上残されたダ・ヴィンチの「手稿」と呼ばれる手帳やノート。その中でビル・ゲイツが所蔵する「レスター手稿(18枚 全72ページ)」が展示される。日本初公開のしろもの。1年に1度だけ1カ国のみに実物展示が許されるという。
主な内容は
・天文学
 月のみちかけ、地球の大きさなどの考察
・水力学
 有名な流水のスケッチ、波紋の観察など
・地球科学
 土地の隆起現象、ガイア説などの考察
天体のスケッチ、流水のスケッチはキレイだったな。
流水・波紋はその実験ができるような展示になっていた。
大きなスクリーンに手稿を解説した映像がプロジェクトされるといった装置が用意されている。平日だというのになかなか盛況だ。
本物は厳しく管理されていて、光すらも容易に当てることは許されないらしい。
だから本物の展示ルームは照明が最低限におさえられていて暗い。
おまけに展示されている「手稿」を照らし出す照明は一定の時間が経つと消える仕組みになっている。しかもそれほど明るくないし、A3横という大きさだから近寄らないと見えない。こんな展示ははじめてだ。
それほど貴重なものだということがここでハッキリと知らされる。
文字がびっしり、イラストを描くスペースも空けてあるけど、それにしても細かい文字だ。500年前、紙は最先端のメディアだった。すこしでも無駄をださないようにするために、これほど惜しむように空間を埋めているんだろうか。全文が鏡面文字、鏡に映さないと読めたもんじゃないけど雰囲気は十分に伝わってくる。
裏側に書かれている文字・イラストが透けてみえるんだなあ。
このフラジャイルな感じは本物をみないと伝わってこないだろうな。文字も書体が違う部分があったり、消えかかっている部分も少しあったり、濃いところ薄いところ、こうしたディテールは本物をみないとね、やっぱり。
こればっかりは、いくら印刷技術やデジタル技術が進んでもどーにもならないんだろうな。
貴重なものを観ることができた。
レオナルド・ダ・ヴィンチ展