日常

グリッドの性格

『d/SIGN 2号 特集:グリッド』に掲載されていた。
水平は線として性格づけられる、すなわちしなやかで、後ろ向きで、横向き、切れ目のない、受動的な線である。
垂直は光線として性格づけられる、すなわち、ぴんと張った、前向きで、直立し、上昇し、延長し、躍動する光線である。
線と光線の関係は外的なものと内的なものの関係である。それは造形的な関係であり、内的な光線が外化されて線となる、
つまり線とは光線で、外化されている。
ピート・モンドリアン『造形的な数学の諸原理』1916
季刊d/SIGN―事態とメディア、生命の現在を透析するグラフィックデザイン批評誌 (No.2)