展覧会

20世紀のポスター[タイポグラフィ]展

20世紀のポスター[タイポグラフィ]
東京都庭園美術館で「20世紀のポスター[タイポグラフィ]展」をやっていたので行ってきました。
この美術館に行くのは初めて。名前の通りに庭園が併設されていて、とても開放感のあるところでした。
20世紀のポスター[タイポグラフィ]
ちょうど天気も晴れて気持ちよかったですねー。

この展示ではタイポグラフィに焦点をあてたポスターが110点展示されています。3200点の竹尾ポスターコレクションの中から厳選されているので見応えあります。
20世紀のポスター[タイポグラフィ]
今日は午前中の早いうちに行くようにしました。会期も来週の3/27までなのでたぶん混むだろうということを予想して。普段から展覧会は早い時間にいくようにしてます。そのほうが人もあまりいないのでゆっくり観れるんです。予想通り一通りの展示を見終わるころには混み始めていましたからね。
これから行く方は、できれば開館の10時から入館することをオススメします。
20世紀のポスター[タイポグラフィ]
展示の構成は4部に分かれていて、美術館の比較的小さな部屋をくるくるとめぐっていきます。これまで入ったことのある美術館では部屋は小さいほう。大きい空間に作品がずらっと列んでいるわけではありません。せまい空間ってのもいいもんですね、作品との距離も近いので囲まれている感じが。

シンプルなデザイン路線が好きなので、今回の展示は満足です。
グリッドシステムの流れを汲むポスターを多数観ることができてうれしかった。
1部では、テオ・バルマー「バーゼル国際事務用品展」(図録p30)、ヤン・チヒョルト「構成主義者展」(図録p37)あたりが好き。
2部から登場するヨーゼフ・ミュラー=ブロックマン、エミル・ルーダーの作品など、スイスの作品には好きなポスターが多かったですねー。
図録のp133に載ってる作品クリストファー・マーティン・ホフステッター「ヨーゼフ・ミュラー=ブロックマン展」に今回の展覧会のメインイメージが似ていますね、オマージュでしょうか。

いつも思うことなんだけれど、

シンプルであるほど強い。

そしてそれを実現させることは難しい。

もっと精進せねば、です。

20世紀のポスター[タイポグラフィ]
この展覧会の図録は、買いです。
作品だけではなく、読み物としても図録のわりには充実していると思います。
2500円の価値はあります。
が、図録を見返して思うのは、やはり大きさの影響です。ポスターという遠くから見ることを想定しているデザインが小さな紙面に押し込められていると、受ける感じがちがいます。ホンモノを観るのって大切だとつくづく思い知らされます。それはポスターに限らず、絵画も同じ。教科書でおなじみの有名な絵画でも実際に目にしないとそのよさは分からないでしょうね。

観賞後は庭園へ。
ぶらつきながら写真撮ってきました。
久しぶりに撮影らしいことをしたなあ。
GRD3とiPhoneアプリのInstagramを併用してます。
以下にずらっと並べてみました。

展示観賞後にぶらぶらできるのはいいですね。
東京都庭園美術館、またおもしろい展示があれば行きたい美術館です。

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